7/6サブゼミ議事録

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こんにちは!二年の森田が76日(水)サブゼミの議事録を担当します。


 

 

 

今回は国際システムの構造の種類について議論しました。


議題は「一極・二極・多極システムを比較し、最も安定するシステムはどれか。」


 

 

 

ゼミ生を3班に分け、それぞれ安定に至るロジック、他のシステムよりも安定する根拠、安定が崩れる可能性のある短所についてブレインストーミングしました。


以下が各班の主張です。


 

 

 

◎一極班


・圧倒的な軍事力により、対立をとることが高リスク→挑戦国が出現しにくい


・協調したほうが利益がある


         ↓


        利益=経済・安全保障面


Q.上のロジックは大国~属国間においてのみ有効。属国間の対立はどう安定させるのか?


A.その視点は考えていなかったため返答は保留。


 

 

 

 

 

 

◎二極班


2極間のパワーは均衡している状態


  →戦争を行った場合時刻消滅の可能性


  →合理的な判断によって衝突が避けられる


・大国が自営陣の小国をコントロールしやすい


 (両陣営間の小国移動が起こりにくい=安定)


 

 

 

Q.大国間の衝突は避けられても、属国間の代理戦争を発端に全面衝突、泥沼化の可能性は?


A.介入行動に関して、ある一定のライン(大国の酌量による)において合理的に判断され、その地域から手を引き、衝突は避けられる。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎多極班


demerit


・警戒すべき対象国が複数


・対立構造が生じれば二極構造へ


 

 

 

merit


・各国家の安全保障の不安は他のシステムより高い→集団安全保障の同意・確立が容易


・集団安全保障が最も機能しやすい


・国際システムの正当性が最も高い


 →新出した第三以降の極を既存の極が受け入れなければ多極システムにはなりえない


 →安定した基盤・共通認識の上にのみ多極システムは成り立つ(=安定の帰結が多極システム)


Q.集団安全保障はむしろ機能しにくいのでは?


A.極の主体である大国をメインアクターと考えれば成り立つかと。


 

 

 

Q.今の世界情勢は経済的な相互依存関係等から警戒すべき対象が多くて困る、という状況は存在していないのでは?


A.現実に即さず、あくまである程度均質なパワーを持った3つ以上の極が存在しているというモデルで考えていたので…


         ↓


☆そもそも現在の国際システムは多極システムなのか?


 

 

 

最後にまとめとして、現在の国際情勢がどの情勢にあたるのか、そしてこの先どのようなシステムを形成し得るであろうかを各班まとめました。


 

 

 

 

 

 

◎一極班


中国の平和的台頭により、政治体制の異なる極が新出し、最終的に二極構造へ


 

 

 

◎二極班


米、中、EU、中東、等複数の地域が経済協力を中心に極を形成し、多極構造へ


 

 

 

◎多極班


経済的相互依存などの要素により、軍事的に不均衡な三極システムへ


Ex.米、中(ASEAN含む)EU


 

 

 

 

 

 

EUやアフリカ地域についての将来予測に関するズレを除けばどの班も、中国が成長するに従い極を形成し、二極以上の構造になるとの見解で一致しました。


 

 

 

以上で議事録を終わります。