7/5 本ゼミ 議事録

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記事録のアップが遅くなったこと、本当に申し訳ありませんでした。

 

7月5日の本ゼミの前半には前週の課題であった「アメリカは自分たちより弱いソ連に対してなぜ強硬的政策をとったのか。」について各班ごとで意見が出ました。


 

Cでは①国際システムにおけるアメリカの優位維持、②アメリカの資本社会に必要な市場を奪われることに関する脅威を理由で出ました。

Bでは‘ソ連圏の拡大’つまり共産主義勢力の拡大が原因で、共産主義の価値規範が浸透することで軍事や政治の政策が行われ、アメリカが作り上げて来た国際規範に侵害を理由とし、例え、今までアメリカ中心の世界であったのに、それがソ連中心になる脅威を思い、そのため強硬的な政策をとったという意見がでました。

 

Dの意見としては、当時アメリカがソ連より経済力としては比べられないぐらい上でありましたので、ソ連との戦いでダメージを与えられる可能性は低いと判断、軍事力で封じ込めて動きにくくしようとしたという意見がでました。

Aでは、ソ連に対する軍事的な封じ込めはソ連が脅威だったのではなく、西側諸国を共産化させないための囲い込みであり、つまりこれはソ連が軍事的封じ込めすることはソ連の行動に対する強硬姿勢というよりも、西側諸国の共産化に対する強硬姿勢であったという意見でした。

 

 

 

 

 

【森先生の説明】

西ヨーロッパが疲弊した。=イギリスなどの国々が弱くなったということ。




アメリカが強硬的な姿勢であった理由は…

①アメリカの立場としてはソ連だけが問題ではなく、全体的(第3世界国々の資源)が問題であり、資源を旧帝国、アメリカなどの支配した国々が資源からのアクセスを奪われてしまう恐れ。


② 貧国には共産主義の方がさらにメリットがある思われたことで、社会主義のソ連の共産党が拡散する恐れ。

③アメリカがソ連のことよりもっとも心配したことは、当時の世界パワーセンタであった西ヨーロッパと日本がもし共産化される場合、アメリカかPower Of Balanceで決定的に不利になること


 

★アメリカの封じ込める政策として2つがある。

・Strong Point Defense(重点)


 -軍事力、産業力中心を守る。→西ヨーロッパ、日本、台湾


 -ケナン


 *パワーセンター中心として、大国だけ集合

 

・Perimeter Defense(外縁)


 -アチソン・ニッツィ


 -共産主義勢力が浸透する国、地域すべて


 -経済援助、軍事援助(ドミノ理論とつながる。)


 -ベトナム戦争


 * 国関係なしで、共産化されそうな国は全部掌握し、ソ連を中心で小さな国々を集めて攻撃する。

【文献報告】


B班の2年生が「冷戦史」の第3章の対立と強調のうねりについて文献報告を行いました。

1.雪どけのはじまり


 1)中ソの平和攻勢


 2)米国の対応


 3)インドシナ休戦が実現


 4)バンドンからジュネーヴへ


 5)スエズ危機と米ソ


 6)揺らぐ社会主義

 

2.再び激化する対立


 1)宇宙開発戦争


 2)アフリカ大陸への影響

 

3.冷戦の休戦ライン


 1)東南アジアの戦乱


 2)ベトナム戦争


 3)平和の戦略


 4)フランスと米国のきしみ


 5)中国とソ連の対立

 

4.デタント時代の到来


 1)米中間のデタント


 2)ヨーロッパのデタント


 3)SALT調印


 4)ベトナム敗北の衝撃

 

【書評】


3年生の加藤先輩が三つの文献を通して、ケネディ政権の南アジア政策に関して書評しました。

①Mcmahon,Robert J. The Cold War on The Periphery The United States, India and Pakistan,Chapter 8 Tilting Toward India,1961-1963 PP.272-304.New York :Columbia University Press 1994


②Sisir Gupta.”THE UMITED STATES’ REACTION.” International Studies vol.5 July-October 1963: 56-63


③Brecher,Michael.”Non-Alignment Under Stress:The West and the India-China Border War.” Pacific Affairs 52(1970-80):612-30


 

 

★次回の課題として…①ドミノ理論が発生するロジックとは?


           ②アメリカとソ連のデタントはなぜ発生したか? でした。





以上、7月5日の記事録でした。