【第4弾】森ゼミ生によるコロナウィルス禍文献リスト

<コロナウイルスと米中関係>

・石川幸一「米国の中国に対する戦略的アプローチ」世界経済評論IMPACT、2020/6/22

http://www.world-economic-review.jp/impact/article1789.html

米国は中国の経済、価値、安全保障の挑戦が脅威となっており、対抗戦略を出したがそれ

は競争相手と認めたことで、対決だけでなく関与も重視する両面政策である。

 

・佐橋亮「アメリカと中国(9)新型コロナウイルス感染症後に加速する米中対立の諸相〈下〉」東京財団政策研究所、2020/6/4

https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=3439

アメリカの対中強硬姿勢はコロナ禍の中でも勢いを増している。〈下〉のページでは、中国のウイグルやチベットに対する人権弾圧へのアメリカの対応について、そして米中対立の将来をアメリカ大統領選と絡めて述べている。

 

・荒井寿光「コロナ後の米中覇権争いは中国有利、世界が直面する『より深刻な問題』」 D

IAMOND online,2020/6/2

https://diamond.jp/articles/-/238714

コロナの大打撃を受けた米国に対して、中国はコロナ禍での監視システムの導入や医療物

資の生産・他国への支援、通信システムの発展等を遂げた。あらゆる場面でコロナに打ち勝ったとされる中国は、パンデミック後の覇権争いに優勢であるという見方が示されている。

 

<コロナウイルスと中東>

・辰巳雅世子「オマーン:新型コロナと新国王就任の2つの課題に立ち向かう親日国の今」

笹川平和財団、2020/6/20

https://www.spf.org/islam/news/20200521.html

湾岸地域で独自の存在感を発揮するコロナの影響。新国王の即位、コロナの影響、経済、新体制による外交。

 

 

<コロナウイルスと経済>

・「アフターコロナに求められる『ブルーエコノミー』の回復 海洋観光から養殖まで」 世界経済フォーラム 2020/6/21

https://www.google.co.jp/amp/s/forbesjapan.com/amp/35279

コロナ禍での各方面での産業縮小の状態は、「ブルーエコノミー」をこれまで以上に現実的に持続可能なものとするチャンスであると述べられている。また、雇用削減など、多くの失業者が懸念される中、養殖や輸出の際のエコな燃料の開発、海のデータをデジタル化することなどが、雇用創出または、新たなビジネスの機会になるかもしれないと考えられる。

 

 

<コロナウイルスと中国>

・井上一郎「新型肺炎感染拡大下における中国対外行動の論理」笹川平和財団、2020/06/05

https://www.spf.org/spf-china-observer/document-detail033.html

中国は、ますます大きくなる米国による各方面からの圧力に如何に抗していくかという防御的な意識から、国内情勢の改善および国際環境の再構築に傾注すると考えられる。

 

・土田陽介「 『マスク外交』と『企業買収』でEUの切り崩しを狙う中国の野望」PRESIDENT Online、2020/6/2

https://president.jp/articles/-/35919

アフターコロナの経済復興を後押しすべく、欧州連合では「復興基金」を創設しようという構想があるが、現在、南欧と北欧に軋轢が生まれているため、中国がコロナで経済に大打撃を受けた南欧に接近をしようとしている。

 

・六辻彰二「中国の海外コロナ支援のアキレス腱――『コロナの原因』アフリカ人差別」Yahooニュース、2020/4/27

https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20200427-00175348/

医療支援を通じてポスト・コロナ時代の主導権を握ることを目指す中国にとってアフリカへの支援に死活的な意味がある。

 

・趙 瑋琳「新型コロナでもひるまない中国5Gの『巨額投資』」東洋経済オンライン、

2020/4/22

https://toyokeizai.net/articles/-/345455?page=3

コロナウイルス収束に集中している国家が多い中、中国政府は5G技術向上のために巨額の資金をあてている。これによりアメリカとの5Gの覇権競争はどうなるのか。競争が激化していく予想がつく。

 

<コロナとグローバリズム>

・松島修「コロナ禍でリスク露呈“グローバル化”の揺り戻しが加速する」日刊ゲンダイDIG

ITAL、2020/06/13

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/274517/3

新型コロナウイルスの蔓延により、これまで加速していたグローバル化のリスクが明らか

になった。イタリアは、コロナによる医療崩壊に対してEU諸国が何の手助けもしなかったことからEU離脱を考え始めているようだ。

 

・World Economic Forum「Coronavirus won’t spell the end for globalization -but change is unavoidable」THE CONVERSATION、2020/5/24

https://theconversation.com/coronavirus-wont-kill-globalisation-but-a-shakeup-is-inevitable-137847

コロナによるダメージでグローバルサプライチェーンを短縮すべきとの声もあるが次の危機への対策として最も信頼性が高く効率的なのは強力な国際協力ネットワークを構築することだ。

 

・「後退するグローバリズム」労働新聞社、2020/5/14

https://www.google.co.jp/amp/s/www.rodo.co.jp/column/90871/amp/

コロナウイルスは日本のサプライチェーンの脆弱性を露呈させた。近年、世界でも行きすぎたグローバリズムを否定する動きが活発化しており、積極的なグローバル化の時代が終焉する。

 

・「【ワイド特集】コロナ焼け野原後の日本はどうなる(経済)」日刊ゲンダイDIGITAL、2020/05/04

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/272726

グローバリズムと、それによって拡大してきた資本主義がコロナ禍で限界を迎え、新たな経済モデルの模索が微かな希望となる。

 

・大崎明子「コロナ危機が促す反グローバル化と国内回帰」東洋経済オンライン、2020/4/14

https://toyokeizai.net/articles/-/344088

コロナウイルスの感染拡大において国家は協調よりも対立している傾向がある。中長期的な対応が求められるなか、反グローバリズムと内需拡大の動きが見込まれる。

 

・藤和彦「新型コロナウイルスによるグローバリズムの逆回転」独立行政法人経済産業研究所、2020/4/13

https://www.rieti.go.jp/jp/special/af/049.html

石油の需要と供給がともに減ったイランでは主要産業が止まり、無政府状態でもあるため、紛争や暴動が置きかねない状況にある。各国はサプライチェーンを見直し、労働分配率をあげていかなくてはならない。

 

 

<コロナウイルスとサプライチェーン>

・村上友太、小田原浩「サプライチェーンの構造変化をもたらす4つの変化」ハーバード•ビジネス•レビュー、2020/6/11

https://www.dhbr.net/articles/-/6799

サプライチェーンをとりまく大きな変化とは、国内、域内への回帰、デジタル化とロボット化の加速、eコマースの伸長に伴う物流の効率化、環境、サステイナビリティ意識の高まりである。

 

・「3Dプリンターでコロナコロナ対策品、キャノンMJが製造」日本経済新聞、2020/5/28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59668930Y0A520C2000000/

コロナウイルスの影響で不足している医療品などの物品を3Dプリンターで製造し、補う動きがみられる。これにより、今後サプライチェーン再構築に向けた新たな提案がなされるだろう。

 

 

<コロナウイルスと一帯一路政策>

・「中国「一帯一路」事業、新型コロナで6割に影響 2割は深刻な打撃」

Newsweek日本版、2020/6/19

https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2020/06/62-4.php

一帯一路政策の事業のうち新型コロナウイルス禍によって深刻な打撃を受けているものは 全体の20%。保留になっているものはあるものの中止になったものはない

 

・「『一帯一路』でコロナ対策、中国 米にらみ協力強化」静岡新聞SBS、2020/06/19

https://www.at-s.com/amp/news/article/international/777689.html

中国は「一帯一路」の参加国と会議をしてコロナウイルスの感染拡大防止に向けて協力を強化する方針を確認した。

 

・「コロナで中国との蜜月、EU分断を招くイタリア」岡崎研究所、2020/6/15

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/19868

イタリアはEUの大国中、唯一の一帯一路署名国である。コロナ渦により(ウイルス感染が深刻な状況にあるにも関わらず)中国との関係を深めており、EU離れをもたらしてしまっている。

 

・Bee Chun Boo, Martin David and Ben Simpfendorfer「How will COVID-19 affect China’s Belt and Road Initiative?」World Economic Forum、2020/5/4

https://www.weforum.org/agenda/2020/05/covid-19-coronavirus-disrupt-chinas-bri/

BRIは今後も中国の最優先事項で、短期的・長期的なウイルスとの戦い方が重要だ。中国は関係国と共にコロナと戦う経験を共有する道を探っているので、低所得国の医療システムの強化に焦点を当てることがインフラ以上に鍵となる。

 

・畠山元太朗「新型コロナで、一帯一路崩壊へ。タンザニア大統領『中国の融資条件は、酔っ払いにしか受け入れられない』」HRPNEWSFILE、2020/5/3

http://hrp-newsfile.jp/2020/3883/

中国主導の一帯一路構想において重要視されているが、インド太平洋地域に属するアフリカ地域でコロナ禍の中、中国の一帯一路構想への批判が相次ぐ。港湾プロジェクトへの批判や、中国本土でのアフリカ人差別問題への問題視が注目される。

 

 

<コロナウイルス対策成功国>

・Andrew Jeong「コロナ対策優等生の韓国、経済でも好成績収めた理由」The Wall Street Journal、2020/6/5

https://jp.wsj.com/articles/SB11376103934553954466704586426440846748606

新型コロナウイルス感染症対策において優等生とされる韓国では、どのような対策を行ったのか、また、どのような経済政策を行なったのか。新型コロナウイルス感染症対策において、成果を発揮している国の事例を見ることで、各国の対策の利点、欠点を見つけるヒントになるだろう。

 

 

<コロナウイルスとWHO>

・吉武祐「WHO『世界的には状況悪化』中南米など感染拡大継続」毎日新聞、2020/6/9

https://www.asahi.com/articles/ASN69320GN68UHBI02F.html?iref=pc_special_coronavirus_international

新型コロナ感染拡大は欧州では改善が見られつつあるが、世界的には悪化しているということが改めてWHOにより呼びかけられた。

 

・秋山 信将「新型コロナウィルス対応から見る世界保健機関(WHO)の危機対応体制の課題」日本国際問題研究所、2020/5/17

https://www.jiia.or.jp/column/challenges-for-WHO.html.html

WHOをめぐる各国の思惑が行き交うなかで、世界保健機関は今後どのような取り組みを進めていくのか。そもそも今のWHOの体制は充分なのか、様々な課題が露呈しているなかの今後を考えていく。

 

<コロナウイルスと安全保障>

・秋元一峰「新型コロナウイルス感染症COVID-19のパンデミックがもたらす新たな安全保障世界観」笹川平和財団、2020/5/7

https://www.spf.org/oceans/analysis_ja02/post_20200507_t.html

歴史的観点から見ても、現在のコロナ渦にしてもパンデミックを起こした原因はグローバル化した世界である。ただし再び経済を活性化させたいのであれば、グローバル化は必須項目である。従って今後はグローバル化の再構築をすると共に、「パンデミック安全保障」を考慮する必要があると考える。