11/8サブゼミ議事録

夏合宿でのケーススタディ発表後、東南アジア及び太平洋の国々が対中・対米外交において

バランシング―ヘッジング―エンゲージメント―バンドワゴン

A――――――B――――――C――――――D――――――E

 どの段階にあるのかを判定しました。サブゼミにおいてこの判定が反証可能となるような各判定の厳密な定義を固めました。

なお、サブゼミで最も焦点を当てたのはB~D、ヘッジングとエンゲージメントの定義についてです。この範囲においては、ヘッジングとエンゲージメントどちらとも取れる外交事象が多々あるため、納得のいく境目を定義するために二週間ほど議論を交わしました。以下が定義となります。

 

A バランシング

対象国を仮想敵国と断定もしくは、軍事的衝突が起こりうる緊迫状態にある

B ヘッジング

対象国と、国際的「義務」を共有している

ex.・軍縮条約等:相手に譲歩を求めるような枠組みを求めることを指す

C 中立もしくは関与無し

D エンゲージメント

対象国から、国際的「権利」を共有している

ex.・軍隊を駐留させる

  ・武器供与

  ・共同軍事演習 等:相互共栄を目指して行われるものを指す

E バンドワゴン

軍事同盟を組んでいる

 

この定義を元に、来週各自担当国を今一度見直し、軍事面での外交姿勢評価一覧を刷新したいと思います。

10/25サブゼミ

まず、夏合宿において、作成した東南アジア諸国の対米・対中の外交姿勢の表をもう一度各国見直す作業を行いました。

 

 

バランシング ― ヘッジング・エンゲージメント ― バンドワゴン

 A     B       C         D    E

 

  対中国 対アメリカ
マレーシア AC 関与 低
フィリピン ABA EDE
タイ AB E
シンガポール AD ED/C
カンボジア E 関与 低
ラオス CD/E 関与 低
ベトナム AB AC/D
オーストラリア AC DED
インド AB CD
韓国 A/BB ECE
日本 CB E
アメリカ BC ×
 
  経済相互依存 社会的交流
マレーシア 中国+シンガポール 中国(華人)
フィリピン アメリカ/中国↑/ASEAN 対米 高
シンガポール アメリカ、マレーシア/中国↑ 対中 低/
タイ 日本/中国↑ 中国(華人)
カンボジア 中国↑ ASEAN諸国
ラオス タイ/中国↑ 対中 高
ベトナム 中国/アメリカ 対中 高
オーストラリア 中国/アメリカ 対中 高
インド アメリカ/中国 対米 高(留学生)
韓国 アメリカ=中国 対中 高  対米 中
日本 アメリカ/中国 中国↑/アメリカ
アメリカ  対中↑  対中 低
 

 

◎バランシング

(対象国に対して)潜在的脅威を抱いている

  →防衛大綱等から考察

・同盟国の仮想敵国

・対象国と利益がかぶっている

・軍事衝突

 

◎バンドワゴン

・対象国と軍事同盟を組んでいる

・自国の利益を守ってくれる

 

宿題→AEの定義付けを各自来週までに考えてくる。

 

アメリカ研修について

◎日程・・・()内は予定日数、

D.C. ・図書館   (2)        N.Y. ・アポイント (1)

    ・アポイント  (1)            ・観光    (2)

    ・調整備   (2)

  

 

 

◎事前調査班分け

A 古谷、斎藤、大嶋、柿沼、土手内、小跨 

B 川添、森田、川口、小瀬、陸、久保木   

 

◎事前調査すべき大統領候補

☆フランクリン・ルーズベルト(民)→冷戦突入の変遷を追う

・ジョン・F・ケネディ(民)

・ハリー・トルーマン(民)

 

☆リチャード・ニクソン(共)→対中国交正常化のきっかけとなった=中国の平和的台頭に結び付けられる可能性あり。

・ロナルド・レーガン(共)

・ドワイト・アイゼンハウアー

 

ワシントンにて一次資料を探すにあたり、上記六人の大統領が挙がりました。話し合いの上、A班がニクソン大統領、B班がルーズベルト大統領を今後調べていく方針で決定しました。

7/6サブゼミ議事録

こんにちは!二年の森田が76日(水)サブゼミの議事録を担当します。


 

 

 

今回は国際システムの構造の種類について議論しました。


議題は「一極・二極・多極システムを比較し、最も安定するシステムはどれか。」


 

 

 

ゼミ生を3班に分け、それぞれ安定に至るロジック、他のシステムよりも安定する根拠、安定が崩れる可能性のある短所についてブレインストーミングしました。


以下が各班の主張です。


 

 

 

◎一極班


・圧倒的な軍事力により、対立をとることが高リスク→挑戦国が出現しにくい


・協調したほうが利益がある


         ↓


        利益=経済・安全保障面


Q.上のロジックは大国~属国間においてのみ有効。属国間の対立はどう安定させるのか?


A.その視点は考えていなかったため返答は保留。


 

 

 

 

 

 

◎二極班


2極間のパワーは均衡している状態


  →戦争を行った場合時刻消滅の可能性


  →合理的な判断によって衝突が避けられる


・大国が自営陣の小国をコントロールしやすい


 (両陣営間の小国移動が起こりにくい=安定)


 

 

 

Q.大国間の衝突は避けられても、属国間の代理戦争を発端に全面衝突、泥沼化の可能性は?


A.介入行動に関して、ある一定のライン(大国の酌量による)において合理的に判断され、その地域から手を引き、衝突は避けられる。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎多極班


demerit


・警戒すべき対象国が複数


・対立構造が生じれば二極構造へ


 

 

 

merit


・各国家の安全保障の不安は他のシステムより高い→集団安全保障の同意・確立が容易


・集団安全保障が最も機能しやすい


・国際システムの正当性が最も高い


 →新出した第三以降の極を既存の極が受け入れなければ多極システムにはなりえない


 →安定した基盤・共通認識の上にのみ多極システムは成り立つ(=安定の帰結が多極システム)


Q.集団安全保障はむしろ機能しにくいのでは?


A.極の主体である大国をメインアクターと考えれば成り立つかと。


 

 

 

Q.今の世界情勢は経済的な相互依存関係等から警戒すべき対象が多くて困る、という状況は存在していないのでは?


A.現実に即さず、あくまである程度均質なパワーを持った3つ以上の極が存在しているというモデルで考えていたので…


         ↓


☆そもそも現在の国際システムは多極システムなのか?


 

 

 

最後にまとめとして、現在の国際情勢がどの情勢にあたるのか、そしてこの先どのようなシステムを形成し得るであろうかを各班まとめました。


 

 

 

 

 

 

◎一極班


中国の平和的台頭により、政治体制の異なる極が新出し、最終的に二極構造へ


 

 

 

◎二極班


米、中、EU、中東、等複数の地域が経済協力を中心に極を形成し、多極構造へ


 

 

 

◎多極班


経済的相互依存などの要素により、軍事的に不均衡な三極システムへ


Ex.米、中(ASEAN含む)EU


 

 

 

 

 

 

EUやアフリカ地域についての将来予測に関するズレを除けばどの班も、中国が成長するに従い極を形成し、二極以上の構造になるとの見解で一致しました。


 

 

 

以上で議事録を終わります。

6/29 サブゼミ 議事録

こんにちはー

更新が遅くなってすみませんあせる
6月29日(水)のサブゼミでは前半、

 

今後ゼミをより良くするための改善点や方向性などについて

 

みんなで意見や考えを出し合いました。

 

後半は、

 

「北朝鮮がこれまでとった対外行動を、リアリズム、リベラリズム、

コンストラクティズムの観点から分析してみよう」

 

という議題のもと、二つの班に分かれて議論をした後、発表、質疑応答

を行いました。

 

それぞれの班で出てきたのをいくつか挙げたいと思います!

 

◎核兵器保有

→ ・安全保障確保のため (核保有国のアメリカ、その核の傘下にいる韓国の存在)

 

・パワーの拡大を目指している

 

◎核実験

→ ・政権弱体化の隠ぺい=対外への軍事力の誇示なのでは?

 

・ 外交カードとして使用…強硬姿勢を示すことで、逆に経済援助を引き出す

 

◎天安号沈没事件

(背景)国内経済状況の悪化で、海外の経済援助が必要な状態であった

 

しかし、譲歩は「弱さの表れ」とみなされる恐れ

→強硬行動によって「弱体化説」の排除を目指した

 

◎ヨンビョン島砲撃事件

→世代交代の位置づけ

→軍事能力と意志を示すためだったのでは?

(いざというときは、攻撃する能力も指導力もあることを示す)

◎中国との経済協力(共同開発など)

→経済協力が自国にとってメリットがあるという

認識をしている表れなのでは?

 

このほかにも、NPT脱退や、拉致問題などの意見もでました。

 

以上、サブゼミの議事録です。

6/15 サブゼミ議事録

こんにちは(´ω`)
森ゼミのこせです。
更新が遅くなって申し訳ありません。

6月15日のサブゼミは、合同ゼミ直前ということで、
4つの班ごとに10分程度のプレゼンを行い、
意見のすり合わせと、
予想される反論に対する意見をまとめました。

いよいよ合同ゼミですね!
実りのある合同ゼミにしましょう!

村田ゼミさん、よろしくお願い致します!

6/8サブゼミ議事録

前半の議題




「日本が中国にバンドワゴンするか?しないか?」

前提:中国の軍事力がアメリカを上回ったとする




する派=

地政学的に資源の確保が効率的に行える

アメリカにバンドワゴンするのと比べて軍事的基地問題の解消

                       経済的輸送コストの軽減

というメリットがある




しない派=

中国にバンドワゴンした場合のデメリット

・政治体制の違いにより結束力がない=不信感

                  (価値規範の違い)

・日本が獲得できる利益が日米同盟と比べて少ない

        (中国に対して譲歩する部分が多い)




————————————————–




後半の議題




「尖閣問題を踏まえて、日米同盟は中国に対して抑止力となりうるか?」




軍事的に報復能力があれば抑止力として機能していると言ってよいのではないか?

→これは抑止の対象となるアクターが相手に報復能力があることを理解している合理的なアクターであることが大前提

→相手が合理的アクターであると確認するにはどうしたらいいか?




疑問点

 ・緊急時に日米同盟は機能するのか?=日米同盟に報復能力はあるのか?

 ・尖閣問題の際、米は具体的な介入を行っていない→抑止できないのでは?




米単体でも中国に対して抑止にはなっているだろう

→米は中国と直接対立する危険性を負ってまで日本を守るだろうか?

 米が同盟国を守らないということになれば他の同盟国への信頼に関わる




◎そもそも尖閣問題が起きた時点で抑止できていると言えるのか?

 抑止できている状態とはどのような状態のことを言うのだろうか?

→現状維持?




抑止の条件

・能力

・意図

・双方が合理的なアクターであること




まとめ

抑止力が機能しているかどうかを確認する方法はない。なんらかの問題が起きた時点でその問題に対して抑止が機能していなかったとしても、その問題が起きていない状態の時にも抑止が機能していなかったとは言えない。アクターの次に起こす行動が予測できない以上、抑止が機能しているかどうかはわからない。


6/1サブゼミ議事録

2班の人が作ったサブゼミの議事録です^^。
藤野が代わりにUPしています。

●リアリズムで説明できる冷戦期の事例
▽核軍拡
→安全保障のディレンマ発生
米国より先に成功したソ連の宇宙開発→米国の脅威
自国の安全を優先し、結果核軍拡が起こった→リアリズム的

反論:通常の軍備ではソ連は米国に全然かなわなかったはず
それを米国は本当に脅威と見なしていた?
抑止力的に利用しただけではないのか?
だとしたらそれはリベラリズム的に考えられないか?

●リベラリズムで説明できる冷戦期の事例
▽ASEANの発足
→政治経済統合を理由
軍事的な性格はない純粋な協調路線によるもの

反論:ASEANは建前上の名目は政治経済の統合だったが、反共同盟の色が強かったはず
SEATOは?

●今の米中関係をリサーチプログラムで未来予想すると…
原因 中国の軍事費増大

があるから

結果 日本は強気に出る
 新しい海保的組織を作る
 海上自衛隊の配置のシフト
 海上自衛隊の予算UP
→これは中国に対しての日本の意思表示であると共に米国への意思表示でもある
米国はまだ動かない
→日本が強硬路線に出るのであれば尚更様子を見る
見極めている状態ex)尖閣諸島問題におけるヒラリー議員の発言取り消し
(日本の強硬路線を見た中国は自重してくれるだろうという考え)
ひっくり返すと時期が来れば強硬路線に

すると

未来 日本の動きを見て中国が落ち着けば米国も動かない
しかし中国の勢いが増すと強硬路線に米国をならざるを得ない
 核の脅し
 経済圧迫
 台湾問題
 韓国に核の貸し出し
 東シナ海に原子力潜水艦配置

5/18 サブゼミ「中国の民主化」

こんにちは(^^)

合同ゼミ担当の大嶋です。
現在森ゼミでは、今月18日の合同ゼミに向けてサブゼミで準備しています
同志社大学の村田ゼミさんと、
「中国の軍事費増大は日米同盟にどのような影響を与えるか」
をテーマに、ディスカッションを行います。
そこで今回は、5/18のサブゼミの議事録を共有します。
遅くなってしまってごめんなさい(ノ_・。)
内容は、
前半:ペロポネソス戦争を、リアリズム・リベラリズムの視点からリサーチ(本ゼミの復習)
後半:「中国の民主化は可能か」をテーマに議論(合同ゼミ)
の二部構成で行いました。
前半は、
リアリズムとリベラリズムの二つのグループに分かれて、この二つリサーチ・プログラムの知識について一通り学んだあと、ペロポネソス戦争をそれぞれの視点から分析しました。
その中で、リベラリズム班が述べたものを紹介します。

<リベラリズム>
・リベラリストは、国際的アナーキーにおいても国際協調は実現可能という立場。
・国際政治におけるアクターは、国家だけでなく、非国家主体の存在も重要だと捉えている。
・国際システム、特にパワーを重視するリアリズムと異なり、リベラリズムはその国家の国内要因も重視する。
・リベラリズムの中で主要な理論には、経済的相互依存論、国際レジーム論、デモクラティック・ピース論がある。
<事例分析>
ペロポネソス戦争の事例を見た場合、リベラリズムの視点から分析するのは困難なので(この戦争はリアリズムによって説明可能な事例であるから)、
リベラリズムの視点から考えた場合、どういう条件がそろえばこの戦争は起こらなかったかという問いを設定して議論した。
→相互依存関係論を基に説明。
後半は、
「中国の民主化は可能か、不可能か」という問いに関して議論しました。
まず、民主化可能班の主張を紹介します。
・国の指導部からの改革ではなく、国民からの民主化運動の高まる
→世論の重要性
・貧困、就職難などの国内問題の深刻化→国民の反発が高まる
→民主化運動につながり、天安門事件のような事件が勃発
→国際批判を受け→民主化に踏み切る
問題点
国民が現体制に不満を持つからといって、それが民主化運動に直結するとは限らないため、この論理展開は飛躍があって、不十分なのでは?
次に、民主化不可能班の主張を紹介します。
・経済発展が止まるから
→国民、特に既得権益者の反対が予測される
・多民族国家だから
→民主化=民族の独立運動が高まる恐れ
→領土問題など、民主化することのメリットがない
以上が、5/18のサブゼミの内容でした。

では(`・ω・´)ゞ