【ゼミ生の日常 特別編】 森聡 教授 2017/11/10

森聡です。ホームページ係の進藤さんより、日常やプライベートのことについて書いた記事を投稿せよとのご指示がありましたので、今回ゼミのHPに初めて投稿します。

まず日常について。大学教員の日常的な活動は一般的に、<教育>、<研究>、<大学運営>という三本柱で構成されています。
学生の皆さんとは、教育という活動を通して接しているわけですが、普段見えないところでは、研究と大学運営というものにあたっています。

この三つをまんべんなくやるか、あるいは特定の活動に力を傾注するかは、その教員次第です。何か決まりがあるわけではありません。

教育については、皆さんだいたいイメージを持っていると思いますので、大学運営と研究について少しだけ書いてみようと思います。

 

大学運営というのは、一言で言って、授業やカリキュラムに関することから入試のこと、その他大学の諸制度に関する様々な事柄にまつわる事務を処理することです。
事案によっては学生さん個人に関することなども対応することもあります。
教授会という会議も、だいたい隔週で月曜午後に開催され、法学部の先生方が集まって様々なことについて審議します。

研究には、実に様々な活動が含まれますが、これも教員によって種類や分量は様々です。

私の場合、論文の執筆から研究会(研究者が集まって専門的な研究テーマについて報告者が研究成を議論して発表する場)や学会での発表、国内外で開かれる国際会議への出席や海外での講演、メディアによる取材への対応、さらに政府の会合での報告や意見交換などが主な活動です。

仕事のメールを処理しながら、これらの活動を実施するのは、なかなか大変で、一日36時間くらいほしいと常々思っています。

多忙な時期は、朝方で活動します。
朝5時に起床し、6時に家を出て、7時ころに飯田橋のサクラテラスのスターバックスに入り、メールをやっつけたり、論文に目を通したりします。
大学が開門する8時過ぎに研究室に入って研究作業を始め、夕飯時まで授業や作業を進めます。

睡眠時間は6時間はとるようにしています。
ということで、教室で授業をしている時間以外に、研究室でお茶をすすってのんびり読書しているわけではありません。

論文で行き詰ったときなどは、考えを整理するために千鳥ヶ淵や皇居方面に散歩に出たりすることもあります。

法政大学は皇居という巨大な裏庭や、九段下・神楽坂という台所を抱えていて、その立地が恵まれていることをよく実感します。

昼時は、かつて九段下にあって、今は市ヶ谷に移転した「九段斑鳩」というラーメン屋や、やはり九段にある「とんかつ 針の山」にちょくちょく行きます。

前者は化学調味料なしのラーメンを提供する専門店で、大学院生の頃からお邪魔しています。素晴らしいラーメンを創作し、多くの人に幸福感を提供しているご主人をリスペクトしています。
いつも「ごちそうさま」を言うときには、ご主人に目線を合わせ伝え、敬意を表しています。

後者は、ソースに加え、4種類の塩でとんかつをいただける美味しいお店です。
ロースかつ定食1,200円がお手頃です。
私はいつも「ヒマラヤ・ブラック」という黒っぽい、少し温泉の硫黄っぽい香りのする岩塩でいただいています。機械があれば是非。

ところで、海外出張をすると、外国で数多くの外交・安全保障の専門家らと出会います。

議論や意見交換を通じて様々な視点に触れ、国際問題の根源がどこにあるのか、その一端に触れることができます。

国際政治の最前線で第一線の専門家らと議論を交わす、これがまさに海外出張の醍醐味です。

2017年は米西海岸(2回)、中国、シンガポール(2回)、インドネシア、ハワイ、ウクライナ、ロシア、米ワシントンDC(4回)出向きます。

2018年には、韓国、米英、中東3か国への出張が決まっています。
今からどのような人たちと出会うのか楽しみです。

morisemi<インドネシア大学研究センターでのシンポジウムの模様>
morisemi1<日米有識者による富士山会合の模様>

そんなわけで仕事に忙殺される時期は、土日のどちらかは研究室に出向いて作業をしたり、出張で週末がつぶれたりします。
ですが、なるべくプライベートの時間を作って最近5歳になった娘と出かけたりしています。中学1年の息子は、テニス部の部活や友達付き合いで忙しく、親離れしたので、週末は娘の相手をしている次第です。

1、2か月に1回は、わが家から車で20分くらいのところにある井の頭公園や水生植物園に行きます。
モルモットや魚と触れ合えるコーナーがお気に入りのようです。

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また、このほかにも水族館行ったり、数か月一度はやはりTDLかTDSに連れて行かれます。

小さ女の子がディズニーランドのドレス(うちの娘はシンデレラの恰好をしていました)を着て行くと、スタッフの皆さんから、「ごきげんよう、プリンセス」と声を掛けられることを最近知りました。

うちの妻もディズニーが好きなので、2013~2015年にアメリカに滞在したときには、フロリダ州オーランドのディズニーワールドに2回行ったほか、ディズニークルーズという3泊4日でバハマ諸島をまわる豪華客船クルーズにも行ってきました。
船のデッキには巨大なプールやウォータースライダーがあるほか、客船内に劇場があってディズニーショーが開催されたり、これから封切される映画が上映されていたほか、2日目はディズニーが所有する島というのに上陸して、ディズニーキャラクターと写真を撮ったり、島内やビーチの遊具で遊べるのですが、ディズニーという組織のスケールの大きさに驚嘆したのを覚えています。

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というようなことで、国内外の仕事に追われながら、時間を見つけては家族サービスをする、というのが私の日常です。
乱文で失礼しました。

 

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