5/18 サブゼミ「中国の民主化」

こんにちは(^^)

合同ゼミ担当の大嶋です。
現在森ゼミでは、今月18日の合同ゼミに向けてサブゼミで準備しています
同志社大学の村田ゼミさんと、
「中国の軍事費増大は日米同盟にどのような影響を与えるか」
をテーマに、ディスカッションを行います。
そこで今回は、5/18のサブゼミの議事録を共有します。
遅くなってしまってごめんなさい(ノ_・。)
内容は、
前半:ペロポネソス戦争を、リアリズム・リベラリズムの視点からリサーチ(本ゼミの復習)
後半:「中国の民主化は可能か」をテーマに議論(合同ゼミ)
の二部構成で行いました。
前半は、
リアリズムとリベラリズムの二つのグループに分かれて、この二つリサーチ・プログラムの知識について一通り学んだあと、ペロポネソス戦争をそれぞれの視点から分析しました。
その中で、リベラリズム班が述べたものを紹介します。

<リベラリズム>
・リベラリストは、国際的アナーキーにおいても国際協調は実現可能という立場。
・国際政治におけるアクターは、国家だけでなく、非国家主体の存在も重要だと捉えている。
・国際システム、特にパワーを重視するリアリズムと異なり、リベラリズムはその国家の国内要因も重視する。
・リベラリズムの中で主要な理論には、経済的相互依存論、国際レジーム論、デモクラティック・ピース論がある。
<事例分析>
ペロポネソス戦争の事例を見た場合、リベラリズムの視点から分析するのは困難なので(この戦争はリアリズムによって説明可能な事例であるから)、
リベラリズムの視点から考えた場合、どういう条件がそろえばこの戦争は起こらなかったかという問いを設定して議論した。
→相互依存関係論を基に説明。
後半は、
「中国の民主化は可能か、不可能か」という問いに関して議論しました。
まず、民主化可能班の主張を紹介します。
・国の指導部からの改革ではなく、国民からの民主化運動の高まる
→世論の重要性
・貧困、就職難などの国内問題の深刻化→国民の反発が高まる
→民主化運動につながり、天安門事件のような事件が勃発
→国際批判を受け→民主化に踏み切る
問題点
国民が現体制に不満を持つからといって、それが民主化運動に直結するとは限らないため、この論理展開は飛躍があって、不十分なのでは?
次に、民主化不可能班の主張を紹介します。
・経済発展が止まるから
→国民、特に既得権益者の反対が予測される
・多民族国家だから
→民主化=民族の独立運動が高まる恐れ
→領土問題など、民主化することのメリットがない
以上が、5/18のサブゼミの内容でした。

では(`・ω・´)ゞ